はじめまして 〜ソリチュードとは〜

はじめまして、ソリチュード初心者と申します。
言葉選びや文章構成はまだまだ拙い部分が多いでしょうが、温かい目で見守ってくれると嬉しいです。

今回は、ブログを始めようと思ったきっかけを残したいと思います。

プロローグ

私は幼い頃から、人にどう思われるか不安で怖くて仕方がありませんでした。

「人によく思われたい」「悪口を言われたくない」
ならば、話してて楽しいと思われるような明るく優しい自分でいなければ…
と自分を作り続けて20年。

社会人になり、結婚し、会社でも家でも人がいる。
幸せなはずなのに、本当に休める場所がない。

心も体も昔以上にクタクタになった私は、作り上げた自分を演じるのに疲れ果てていました。そして、会話をしても楽しい話題が出てこない、パートナーのちょっとした生活音でイライラする等、いつのまにか、作り上げた自分とは真反対のような心になってしまいました。そんな自分が嫌で、スマホを見たり、ゲームをしたりして、日々のストレスや自分の弱さから目を背けることに必死でした。

でも、ストレスは解消されずに溜まり続け、画面を見すぎて肩が凝る。
くたびれて眠り、朝を迎えれば「今日が始まってしまった。」と肩を落とす。
そんな日々の繰り返し。

しかし、ある日Twitterを見ていたとき、「ソリチュード」という言葉と出会い、生活が少しずつ変わっていきます。

ソリチュード　―　大切な『孤独』の時間

ソリチュードとは、『孤独』という意味です。 これだけ聞くと、マイナスな印象を持つ方が多いと思います。 ただ、ロンリネスと区別すると、印象ががらっと変わります。

英語で『孤独』という言葉は、ソリチュード（Solitude）とロンリネス（Loneliness）の二種類が存在します。 ロンリネスは『消極的な孤独』で、一人ぼっち等の寂しさを感じさせる孤独ですが、 ソリチュードは『積極的な孤独』で、自らあえて一人の時間を楽しむという、明るい孤独を意味します。

一人の時間を楽しむ―――。私は、何をしているときに幸せを感じたんだっけ。

ソリチュードという言葉に出会い、改めて自分にとっての幸せについて考えさせられました。

• 大きな木の下で、葉の隙間から覗く太陽のこもれびを感じる
• クーラーの効いた部屋で、日向ぼっこしながら昼寝をする
• 美味しいコーヒーや紅茶と、甘いお菓子を食べる
• 気になる個人経営のカフェやごはん屋さんに入り、私の秘密の居場所をたくさん作る
• ストレートでちびちびウイスキーを飲みながら、本を読んだり音楽を聞く
• 温泉旅館に泊まって、ごちそうと温泉とお酒三昧

書き出していくと、それは、昔はしていたけれど、今は全くしていないことばかりでした。 穏やかな気持ちでいる時間、私自身を大切にする時間を作ることを、いつのまにかすっかり忘れてしまっていたのです。

上記には、必ずしも一人ではなく、誰かと一緒でも楽しめるなと思うことも含まれています（温泉旅館とかがそうですね）。それでも、一人で、誰にも肯定も否定もされず、自由気ままに好きなことをして過ごしている自分を思い浮かべたら、
　「ああ、私はもう少し『孤独』を楽しんで過ごす時間が欲しいのかもしれない。」
と、素直にそう思いました。

一人で気ままに、自分の好きなことをする時間を設け始めると、自然と心に余裕が生まれ、他人と過ごす時間も、前より楽しめるようになりました。まだ自分を作るクセは残っていますが、「これが素の自分かも」と思える自分で、他人と話せるようにもなっていきました。

それでも溜まる鬱憤はあります。そんなときは、
　紙にとにかく浮かぶ言葉を書き出して、
　ある程度出し切れたら見返して、自分をただ認知する
ということを繰り返していくうちに、発散できるようになりました。

これは誰かに見せられるような内容ではないのでブログには載せませんが、こんな時間も、私にとっては大事なソリチュードです。

穏やかな時間を記録し、見返す

ソリチュードを続けていくうちに、また、余裕が生まれた心で誰かと過ごしているうちに、楽しんだ時間を記録に残し、見返したいと感じるようになりました。一人で見返す時間も、私のソリチュードになればいいな、という発想です。

また、私との距離が近い人ではなく、全くの他人と共有して、ただ知ってもらうことが今の私にとってちょうどよい気持ちだったので、ブログという形をとることにしたのです。

改めまして

…長くなりましたが、要はこのブログは、私にとっての穏やかな時間の記録です。旅行、食べ物、お酒、カフェ、音楽等、ジャンルは様々になる予定です。他にも、毎日生活していて、穏やかに過ごすためのTipsだと感じたことを書いていきます。

あなたの幸せと私の幸せ。きっと、似ていたとしても、違う形をしています。 でも、私の『孤独』な時間、誰かと過ごした時間の中に あなたの心を穏やかにするヒントがあったら、ぜひ使ってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた。